1957-05-16 第26回国会 参議院 農林水産委員会 第41号
しかしながら、この問題につきましては、この整理を企画いたしました当初から最も注意をして参った問題でございまして、現在われわれが業界といろいろ話し合いをいたしておりまするところも、まだ全蚕労連、いわゆる製糸業者の労務者で結成いたしておりまする労組等が企業の責任者と相談をいたしておりますところ等によりましても、この製糸労務者のほとんど大部分が女子労務者でありまする関係上、自然の更新率が非常に高い。
しかしながら、この問題につきましては、この整理を企画いたしました当初から最も注意をして参った問題でございまして、現在われわれが業界といろいろ話し合いをいたしておりまするところも、まだ全蚕労連、いわゆる製糸業者の労務者で結成いたしておりまする労組等が企業の責任者と相談をいたしておりますところ等によりましても、この製糸労務者のほとんど大部分が女子労務者でありまする関係上、自然の更新率が非常に高い。
○丸岡参考人 全蚕労連の一員としまして御報告さしていただきます。 全蚕労連といたしましては昨年の三一月現在の繭取引あるいは生糸の取引等矛盾の多い業界を根本的に改革するために、業界各団体に対しまして蚕糸振興会議を提唱いたしましたが、遺憾ながら全団体の御賛成を得るところまで参りませず、とりあえず一年間製糸協会との間で蚕糸振興会議を持って抜本的な方策につきましていろいろ検討を重ねて参りました。
それが三百六十円の単一為替レートの設定以来非常に差がついて参りまして、現在では綿紡の約六〇%程度の賃金、全蚕労連の傘下の女子平均賃金は約二百十五円が平均になっております。
組合側といたしましては、今度はやはり交渉委員を含めて退職金の闘争をしない限り、自分たちが考えておるような退職金はとても得られないのではないかというふうな判断に立ちまして、松崎労組の上部団体であります全蚕労連並びに埼玉県蚕分速にその交渉を委任いたしまして、退職金の交渉を要求したわけであります。